日本の競馬の歴史4

日本で近代競馬が始まってから約40年を経て、1905年に日本人運営の競馬場でようやく馬券発売が黙許されました。ようやく日本でも日本人自らの手による近代競馬運営の雛形が出来上がっていきます。それを受けて根岸にある日本レース・クラブをモデルとした模範的な競馬会の設立が計画されました。そしてその翌年の1906年4月、東京競馬会が日本初の公認競馬の施行体として設立されました。ここで言う公認競馬とは、政府公認の社団法人によって主催、運営される競馬会のことです。この東京競馬会の理事には当時の軍や政界の名士が名を連ねたほか、競馬開催に関して豊富な知識と経験を持つ日本レース・クラブから数名の外国人役員が招聘されました。
こうして鳴り物入りで発足した日本初の本格的な競馬運営社団法人ですが、日本人、外国人を含めて当時の競馬界の錚々たる面々を集めていました。こうしたなか、第1回の競馬開催では馬券の発売や払戻し、配当の計算、審判、レースの遂行等の業務を一流のスタッフたちが手際よくこなし、予想をはるかに上回る売上げを記録したことで大成功のうちに幕を閉じました。